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涙が止まらなかった。学生が見た「人類の負の遺産」アウシュビッツ収容所

りょーや / 九州旅男児

砂漠の星空に恋した、お風呂は長めにつかりたい系男子です。

 

みなさんこんにちは!

 

ポーランドの女性は、世界トップクラスの美しさかもしれないと気づいてしまった、りょーやです。

 

先日、「アンネの日記」のご本人アンネ・フランクさんが収容されていた
アウシュビッツ・ビルナケウ収容所博物館を見学してきました。

 

学校の授業で1度は学んだことがあるであろう、第二次世界大戦

 

アウシュビッツ・ビルナケウ収容所博物館は、当時実際に行われていたユダヤ人に対する悲惨な差別や大虐殺を肌で感じれる場所でした。

 

今回は、そんな人類の「負の遺産」で見たもの、感じたことを皆さんにお伝えするためにアウシュビッツ・ビルナケウ収容所博物館をご紹介していきたいと思います。

 

 

また記事の最後では、日本最大級の旅イベント”BackpackFESTA2019”についてご紹介しています。ぜひそちらもご覧ください!

 

 

ホロコースト(大虐殺)

 

photo by pixabay

 

まず、アウシュビッツ・ビルケナウ収容所を訪れる前に知っておいた方がいい予備知識が1つあります。

 

それはホロコーストについての知識です。

 

ホロコーストは主に第二次世界大戦中、ドイツのナチス党がユダヤ人などに対して組織的に行った大量虐殺のことを言い、ユダヤ人だけで600万人の犠牲者を出しました。

 

ホロコーストはナチス党が作った絶滅収容所で行われ、ナチス勢力下の各地から列車で運ばれてきたユダヤ人が収容所に到着すると女性、子供、老人などの労働力に乏しい者は毒ガスで殺し他の者は劣悪な生活環境の中で強制労働が課せられ、多くの人が飢餓と病気で亡くなりました。

 

その中の1人に、あの有名なアンネ・フランクさんも含まれています。

 

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博物館へのアクセス

 

アウシュビッツ・ビルナケウ収容所博物館は、
ポーランドの南東に位置するオシフィエンチムという町にあります。

 

 

ワルシャワ→クラクフを電車かバスで乗り継いで、クラクフからは博物館までバス1本で行くことができます。
博物館を見学する前に入場料や時間など事前に調べることをお勧めします。
*参考サイトはこちら

 

では、さっそく博物館の中を覗いてみましょう。

 

 一度入ると二度と出ることができなかった地獄の入口

 

収容所の入り口には

 

ARBIT MACHT FREI(働けば自由になる)

 

の文字が掲げられています。

 

しかし、いくら働いたところで自由どころか、生き延びることすらできませんでした。

 

 

よく見るとBの文字が反転されています。
これは作った被収容者のせめてもの反抗だと言われています。

 

有刺鉄線

 

収容者には脱走を防ぐため、220ボルトの高圧電流が流れる有刺鉄線が
二重に張り巡らされていました。
絶望し、自殺したい収容者にとっては救いになったとか。

 

photo by sinkai ryoya

 

こちらの看板は「これ以上足を踏み入れたら殺す」という警告板です。
監視兵が昼夜、銃を片手に見張りをしていました。

 

死の壁

photo by sinkai ryoya

 

ここではナチス親衛隊によって、何千人もの人々が射殺されました。

 

焼却炉

 

1日に340体の死体を焼却していた焼却炉。

 

photo by sinkai ryoya

 

残酷なことに、死体を焼く作業をさせていたのも同じ収容者でした。

 

毒ガス(チクロンB)缶

 

ガス室で使用されていた毒ガス缶。
この缶1つで何十人もの命を奪うことができたそうです。

 

photo by sinkai ryoya

 

他にも収容所についた際に没収された靴や鞄なども展示されています。

 

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当時、実際に収容されていた人々

 

photo by sinkai ryoya

 

この写真は、1番衝撃的でした。言葉が出ない…
想像もできない過酷な環境だったことが伝わってきます。

 

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第二収容所の中央門

photo by sinkai ryoya

 

ここに強制収容所送りの人々を乗せた輸送列車が入ってきてました。
そしてすぐ、ナチス親衛隊医師による「ガス室行き」か「強制労働」かの死の選別が行われました。

 

不衛生なトイレとベッド

photo by sinkai ryoya

 

収容者達は、ただ穴があいた場所に用を足していました。

 

photo by sinkai ryoya

 

また、1つのバラックに何百人もの人が押し込められ収容されていました。

 

バラックは、死にかけている人々のうめき声や、洗われることがない不衛生な身体や汗や排泄物の悪臭にあふれ、そこら中にシラミが湧き、ネズミが住み着いていたそうです。

 

寝台の一段には、大体5人ほどで寝ていました。

 

私達が向き合うべき「負の遺産」

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どうでしたか?

 

実際に行われていた大虐殺の歴史。

人類が忘れてはいけない歴史。

 

戦争を知らない僕たちだからこそ、
二度と繰り返してはならないからこそ、
見ておかなければならない事実がそこにあります。

 

世界には、人類が犯した悲惨な出来事を伝え、そうした悲劇を二度と起こさないための戒めとした世界遺産があります。それらを総称して負の遺産と呼ばれています。日本では広島の原爆ドームが負の遺産として残っています。

 

海外に行く前に、その国の歴史を少し調べてみてください。きっと普段の数倍、旅行を充実したものとしてくれるはずです。そして、本当の意味で「世界を知る」ことができるでしょう。

 

 

 

 

BackpackFESTA2019とは

この記事を読んでくださった皆さんに、
日本最大級の旅イベント”BackpackFESTA2019”をご紹介いたします!

 

 

今年のテーマは「旅人になった日」

 

世界を旅した著名人による心震えるトークライブ。
思わず旅中に口ずさみたくなる音楽ライブ。
世界一周をかけた胸躍るプレゼンコンテスト。
当たったらもう旅に出るしかない豪華抽選会。
参加者もゲストもごちゃまぜの交流会。

 

様々なコンテンツを通じてこの日が旅の始まりの日「旅人になった日」となり、また既に旅人のみなさんにはあの懐かしい「旅人になった日」を思い出して次なる旅への衝動を駆り立てるような、参加者のみなさん全員の今後の人生のターニングポイントとして思い出してもらえるような時間にできればと思っています。

 

今年は全国9都市+タイにて開催が決定しています。
各都市の会場はこちら、BackpackFESTA2019公式サイトをご確認ください!

 

 

 

 

 

りょーや / 九州旅男児

ウユニ塩湖行ったり、エジプトでスキューバダイビングのライセンス取ったり、アクティブだけど時々人見知りな人。いつか宇宙に行ってみたいです。

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