PERRY 学生の世界を広げるWEBマガジン

日本人ってだけで可能性は無限大! ピースボートから夢を授かった女子大生にインタビュー

ひとし / 福岡のバンドマン

音楽とものかき

 

青い空、白い雲、そして見渡す限りの大海原!どーも!海にロマンを求めて止まない男、ひとしです!

 

はい!前回はピースボートセンターの魅力を書かせていただいたわけですが。

今回はそのピースボートで、実際に世界一周した女子大生にインタビューしてきました!

 

周りからの反対、休学への恐怖、お金の問題。旅好きな学生なら誰もが経験する壁を、彼女も同じように経験してきました。

 

多くのリスクが伴う世界一周ですが、それらを全て乗り越えて旅に出た彼女の決意、そして広い世界へ旅立った彼女が見たモノは何だったのでしょうか。

 

米倉万裕プロフィール

 

photo by mayu yonekura

1995年生まれ。福岡県出身。

大学3年の時、休学せずにピースボートで世界一周。帰国後は、旅するきっかけづくりをしたいという思いで、TABIPPO学生スタッフとして旅大学を主催している。夢は、人と自然が調和する自給自足のコミュニティ創り。特技はマッサージ。

 

──今回は、「学生の世界を広げるWEBマガジン」ということで、世界一周経験者の米倉万裕さんにインタビューさせていただきます。ではよろしくお願いします。

 

よろしくお願いします。

 

長期休みは必ず海外に行く!

 

──まず、ピースボートのことはどうやって知りましたか?

 

photo by mayu yonekura

 

大学生活ではこれといってなりたいものはなかったんですけど、何か目標を持ちたいと思ってたんですよね。それで、長期休みは絶対海外に行くって決めて、ずっとやり遂げてきたんです。

そして、大学三年の春。友達とフランスに行こうって話してたんですけど、ちょうどその時期にパリのテロがあって「怖いね」ってなってやめちゃったんです。

それで、ここまでやり遂げてたミッションが達成できない!どうしよう!ってなって、いろいろ検索してたら、ピースボートが出てきたんです。

 

──それで、乗船されたんですか?

 

photo by mayu yonekura

 

そうですね。ちょっと話だけ聞こうと思って、ピースボートセンターに行ったんですけど、そこで春のショートクルーズがあるって聞いたんです。

それがちょうど韓国に行くクルーズだったから、海外行けるやん!ミッション達成できるぅ!ってなって申し込みしました。(笑)

そこでいろんな学びがあったので「それなら世界一周の方も乗ってみたいな」って思うようになりました。

 

学校のシステムはどうにかなる!

photo by mayu yonekura

 

──休学せずに世界一周したとお伺いしたのですが、どうやって休学せずに世界一周したんですか?

 

ピースボートは三か月半ほどかけて世界一周するので、どのタイミングで行っても出席日数が足りないか、テストなどとかぶるかで単位を落としてしまうんです。(笑)だから、最初は休学せずに世界一周なんて考えはありませんでした。

 

3年後期は必修がゼミだけだったので、このタイミングで行こうと思ってたんですけど、この1コマのために在学期間を1年伸ばすことに抵抗があって……。ダメ元でゼミの教授にお願いしたら、なんとかしてくれました!(笑)

 

──説得するコツとかあれば教えてほしいです。

 

私は比較文化専攻だったので、「文化の違いを自分の目で見てきたい」って言いました。(笑)それと一緒にピースボートの「地球大学」という国際情勢を学ぶ洋上ゼミのパンフレットを見せて、これを学びたいと伝えました。

 

ピースボートは発展途上国の現状を教えてくれる講演とかがあって、その後にすぐその国に行って現状を目の当たりにするんです。そこには本当にたくさんの学びがあったので旅行じゃなくて学ぶことを強調したらいいと思います。

 

「学校」を行けない理由にしている人は例えば、建築学科だったら、世界の建築を見てきたい!環境学科だったら、世界の現状をみたい!こんな風に言えるんです。(笑)

 

要するに、自分なりのテーマを決めて伝えてみたらいいんです。

 

photo by mayu yonekura

 

教授もひとりの「人」です。同じように感情があります。ましてや、学ぶことに反対する先生なんていないと思います。「世界一周」は「留学」と違って「遊び」だと捉えられがちですが、しっかりと思いを伝えればきっと挑戦を応援してくれるはずです。

 

案外大学のシステムはどうにでもなると思ったし、それと同時に、周りの人にたくさん支えられて、本当に感謝しかないです。

 

──帰ってきてからの反応はどうでしたか?

 

教授に「君には国連を目指してほしい」って言われました。(笑)「単位落としてまで行ってごめんなさい」と後ろめたさがあったのに、逆に高評価でした(笑)卒論のテーマも「本当の豊かさとは~ピースボートに乗ってみて」だし、本当に学びの旅でしたね。

 

──他に変化はありましたか?

 

学校としては、今まではただ単位を取るために行ってるようなものだったんですけど、いろんな環境を知って「学べることがまず幸せで、学校に通えてることに感謝しないとな」って思って、他学科履修したりして大学をフルに使いまくりました!

 

 私が一歩踏み出せた理由

 

──決断の決め手は何だったんでしょうか?

 

photo by mayu yonekura

 

私の場合は「熊本地震」がきっかけですね。決断力あるねってよく言われるんですけど、実は人1倍決断力なくて・・・。ピースボート乗る前は「留学にしようか」とか「今世界一周とか贅沢かな」とか、ウジウジ考えてました。(笑)そんなある日、熊本地震の余震が地元の福岡まできて家が大きく揺れたんです。

 

そのとき、「死ぬ」って思いました。「死」を感じたとき、「あ、遅かれ早かれいつか死ぬんだ。だったら、一度きりの人生やりたいことやろう」シンプルにそう思いました。そして次の日申込書を書きました。この決断をして、全く後悔していません。

 

──災害で「死」というものに直面して、一歩踏み出せたといって感じですか?

 

最終的な決め手は地震だったんですけど、実はそれだけではなくて、その前はいろんな人に相談していました。

 

そして賛否両論いろんな意見があって混乱してるときに、ライフプランニングができる方に相談する機会があって、その時に経済とか自分がいる環境のこととかを整理してもらいました。

 

そこで「私って本当はどっちに行きたいんだろう?」って考えた時に「語学力よりも文化の違いを知ったり、世界中に友達をつくることが価値があるしワクワクするな」と思ってピースボートに決めました!

 

なので「災害の経験」と「人との出会い」の2つが決め手となりましたね。

 

 自分の気持ちを大事にした方が良い

 

──米倉さんと同じように、いろんな悩みを抱えて世界一周になかなか踏み出せない人に、どのような声をかけたいですか?

 

photo by mayu yonekura

 

それに関しては、一つ面白いことがあって。(笑)

 

──なんでしょうか?(笑)

 

私の大学は女子大で、休学してる人もいなければ、留年も浪人もほとんどいないような、なんて言うんだろ?それこそストレートに進んでる人が多かったので、大学を休むという事に抵抗があったんですよね。

 

そんな感じの環境だったので、人と違う決断は周りからは白い目で見られる感じがして「世界一周」に行くことも凄いことじゃなくて、むしろ恥ずかしいくらいでした。(笑)それで私一回大学の友達に世界一周のことを話してみたんです。

 

そしたら「頭、大丈夫?」とか言われちゃって…(泣)

 

だけど、帰ってきたら「すごいね!」って反応に変わってました。なんかそれがおもしろくて、絶対無理って思ってる人にとって私の行動がなにかのきっかけになってくれたらなって思います。

 

厳しいことをいうと、人目を気にしたり周りから反対されて、それできつかったら行かなくても良いと思います。でも、どうしても行きたいんだったら「でも行きたい!」ってなるはず。そういう自分の気持ちを大事にした方が良いと思います。

 

ピースボートのおかげで「人生楽しんでいいんだ」って思えた!

 

photo by mayu yonekura

 

──実際にピースボートで世界一周して、心に響いたことはありますか?

 

まず社会人に対する価値観がガラリと変わりました。私が乗船を考えた時って大学3年のタイミングで、ちょうど就職を考え始める時期だったんです。それで就職するって考えた時に、社会人に対して「絶望」しか感じてなかったんですよね。(笑)

 

それに対して今の学生の時期ってすごく貴重で、それなのに自分はもったいない使い方をしてるなぁって思ったんです。それで「死ぬまでにやりたいことであった世界一周を今のうちにやっておけば、腹を括って働けるかも」と思って行ったのが世界一周なんです。

 

そしてピースボートに乗ってみると、そこで会う大人の方達が本当にキラキラしてて「社会人楽しいよ!」ってめっちゃ楽しそうに仕事もしてて「あれ、案外絶望じゃないのかな?」って思えました。

 

それと船の中で、学歴とか現状を一旦フラットにして自分のこと見つめ直すと、私って人1倍好奇心高いんだな~。って自分のことも知れました。

 

そうしたいろんな学びを通して「私ってめっちゃ恵まれてるな」って思えるようになったので、社会人になることに絶望もしなくなったし、むしろ今社会人になることにワクワクしてます。

 

──社会人に対する絶望がワクワクに変わるって、相当貴重なものを得ることが出来たんですね。

 

photo by mayu yonekura

 

はい。(笑)もうワクワクしかないです!

 

───他に得られたものはありますか?ありそうな感じですが。(笑)

 

それは、ありますね。(笑)世界中に友達が出来たのも大きな財産だと思います。それから新しく夢も出来て、それは「自分の暮らしを自分で作りたい」ってことなんです。

 

ピースボートで世界を回ってる時に経済の仕組みや環境問題で貧しい暮らしをしてる人達を知って「自分の食べるものは自分で食べたい。綺麗なものを食べて、好きな人たちとお金とか時間に縛られない生活がしたいな」って思うようになったんです。

 

今パーマカルチャーや、エコビレッジみたいな、自然と共に暮らす生活に憧れてて、そういう生活を自分で作るのが私の夢です。そういう夢が出来たのも世界一周したからこそだと思ってるし、新しい自分を知ることができたんだと思います。

 

凄い沢山の選択肢が見えるようになって、何しても良いんだ!一度きりの人生を楽しんでいいんだ!って思えました。

 

───最後に素敵な言葉を頂きました。夢を語っている姿、カッコ良かったです!がんばってください!!

 

最後に

 

いかがだったでしょうか?

 

世界一周の旅に出るためには、人一倍悩み、自分や自分の置かれた環境と向き合わなければならないと思います。

 

米倉さんも多くの壁を乗り越えて「ピースボートで世界一周」という決断を下しました。そして彼女はかけがえのない経験を通して、生涯の夢を描くまでに至っている姿が印象的でしたね。

 

僕もピースボートで世界一周をしようと思っている人間の一人なのですが、米倉さんと話していると、その思いがどんどん強まっていくのを肌で感じながらインタビューさせて頂きました。

 

皆さんも世界一周に憧れているならば、ぜひ米倉さんのように勇気を出して、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?

 

ひとし / 福岡のバンドマン

福岡在住の大学生。音楽と執筆が生き甲斐。