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TABIPPO創業者が考える旅と就活とは!?旅する社会人にインタビュー

Y子 / 卒論に追われる毎日

残された人生の夏休みを謳歌中。

みなさんごきげんようこ。
このごろスペインとポルトガルの国境をジップラインで越えてみたくて仕方ないY子です!
(※一緒に行ってくれる方、絶賛募集中!)

 

さてさて。今回はみなさんお馴染み(になる予定!)の旅する社会人にインタビューしてみたシリーズ第1弾です!

 

ちなみにこちらのシリーズの詳細を言いますと、
学生時代に旅をしていたスゴい社会人の方(いわゆる人生の先輩方)に、学生の特権をフルに使って何でも聞いてしまおう!!!

 

という超豪華な企画なのです。

 

そんな記念すべき第1回目のゲストになって頂いたのが、あのTABIPPO創業者である、るいすさんこと、前田塁さんです!!

 

前田塁(まえだ るい)

 

TABIPPOのメディア・コンテンツ担当。2010年にニューヨーク交換留学と世界一周を体験し、 自分の世界の小ささに衝撃を受ける。TABIPPO立ち上げ後は大手インフラ企業へ入社、 生涯安泰な道を進んでいたが、株式会社オプトに転職。さらに、TABIPPOを創業する。 2014年5月から仕事として世界二周目に挑戦し、無事帰国。TABIPPO唯一の関西出身だが、普段は標準語です。

 

 

留学から世界一周、就活、転職、起業まで、学生のアンテナにビビッとくるような経験をたくさんされている、そんなるいすさんに、今回は学生目線で様々な質問をさせていただきました!!

 

 

Y子:「るいすさん、本日はよろしくお願いします!」

るいす:「るいすです。よろしくお願いします。」

 

 

早速ですが、好きな国を教えてください!

 

るいす:「インドアイスランドですね。アイスランドは女性におすすめ。治安が良かったのと、僕が名もなき絶景と呼んでいる(世界的に絶景だと言われているわけではないような)場所がすごくよかったんですよね。丘を越えるとガイドブックには載っていないような絶景、みたいな。若干冒険っぽいことをしたい旅好きの人には結構いいんじゃないかな。

 

Y子:「自分だけの絶景を見つけた瞬間を想像しただけでなんだかすごく心が踊ります!」

 

るいす:「でしょう?そしてインドは男性におすすめですね。日本にいる時のルールや概念が基本的には全部通じないのって、改めて自分と向き合うしかなくって。そういう意味で旅っぽい旅ができるかなぁと。楽しいです。」

 

Y子:「素敵ですね。私も来年の春はインドに行きたいなと思っています。社会人になる前に今までの価値観を覆されに行ってこようかと(笑)」

 

るいす:「それはいいね。」

 

世界一周の旅に出ようと思った理由を教えてください!

 

るいす:「そうだね〜、元々は新婚旅行で世界一周したいなって思っていて。」

 

Y子:「素敵!」

 

るいす:「でも、結婚することになった時に『新婚旅行は世界一周しよう』って言うのが口だけの夫と、旅好きで英語が話せる夫とで比べてみると本気度が違うじゃないですか。実際、世界一周が楽しいのかどうかも分からないし、じゃあ一回行ってみるかって。僕はこの旅を下見と呼んでいます。」

 

Y子:「下見?!」

 

るいす:「基本的に奥さんと行きたいなと思うところを中心に組んで周っていましたね。男ひとりで。」

 

Y子:「失礼ですが、新婚旅行のご予定の方は…?」

 

るいす:「うーん。実際、世界一周をするよりも、彼女を作ることの方が難しいです(笑)世界一周はお金と時間さえあればひとりで出来るけど、結婚は相手がいないと出来ないんです。次、世界一周するとしたら3回目になるんですけど、完全に山場ですね。誰か一緒に世界一周してくれる女子を紹介してください。そろそろ行きたいです。出来たら1年以内に。」

 

Y子:「だいぶ近々ですね。記事に書いておきますね!!」

 

るいす:「お願いします(笑)」

 

ちなみに、世界一周をするために休学されましたか?

 

るいす:「僕はニューヨークでの留学中に就活が終わったので、留学後そのまま世界一周して帰国後に大学を卒業しました。といっても1年のうち9ヶ月は留学していたので、放浪してた期間は3ヶ月ですね。」

 

Y子:「就活が終わってから世界一周された方って初めてお会いしました。結構タイトな旅だったんですか?」

 

るいす:「キツキツでしたね。」

 

就活の話に移るんですが、るいすさんが就活中に企業に求めていたものは何ですか?

 

るいす:「僕が大学生の時はソーシャルメディアやweb広告がイケイケな時代だったので、自分と似たような人がたくさんいたんですよね。なので僕は自分みたいな人がいないことを企業には求めていました。世界一周している人は同期の中で僕だけでいい、そう思っていましたね。会社もweb系とはまったく逆の業種を受けていました。」

 

Y子:「新卒というワードで思い出したのですが、最近の就活って新卒主義の風潮があるなと思っていて。るいすさんは新卒入社のメリットって何だと思いますか?」

 

るいす:「うーん。先輩がやさしいのと同期が出来ることかな。中途じゃ同期は出来ないから。ただ入りやすさで言えば、企業にもよるけど中途の方が倍率は圧倒的に低いよね。」

 

中途採用=即戦力だとすると、留学などで新卒入社をせずに中途入社した人は少しリスクが大きいですか?

 

るいす:「まぁね。でも即戦力になれない人はどっちみち、その先活躍できないから、なるしかないよね。」
(愚問すぎました。。。)

 

新卒しか採用しない企業の目的って何だと思いますか?

 

るいす:「これは意外と単純。経営者からすると、新卒を育てた方が会社にぎっちり染まるから辞める人が少ないんですよね。良くも悪くも社風も乱さないだろうし。多分こういうやり方が好きなんですよねそういう会社は。なんて言えばいいんだろう。その会社のその時のやり方が上手くいっているなら、脈々と受け継がせるためにも新卒を取ってじっくり育てた方がいいのかもしれない。リスクはないよね。これで優秀な中途が入ってくると、その守られていた環境がぐちゃぐちゃになってしまったり。ちなみに、基本的には新卒をたくさん取る会社はお金は持ってるね。」

 

Y子:「広告費もかかりますもんね。わたしの第一志望だった会社は、新卒しか取らないって言ってて。落ちた時、もうこの会社で働く道は生涯絶たれたんだなってかなり落ち込みました(笑)」

 

るいす:「でもそこらへんは経営者も融通がきくから、優秀な人がいたらなんだかんだ中途採用でも取ることもあると思うよ。」

 

Y子:「!!それは諦めてる場合じゃないですね。」

 

るいす:「そうだよ。がんばってね。」

 

るいすさんの考える仕事のできる人はどんな人ですか?

 

るいす:「悪口を言わない人。良いやつが多いですね。」
Y子:「素敵ですね。人として当たり前のことでありながら、出来ない人ってたくさんいますもんね。」

 

TABBIPOに求める新たなキャラクターや人材はいますか?

photo by  Ninara

 

るいす:「マサイ族とか?(笑)外国人がいるとキャラとかスペックでまず目を引ける。黒人もいいなあ。」
Y子:「おもしろい!話題性があるし、会社の多様性を見せることもできて素敵ですね。」

 

会社としてTABBIPOを創業してからまず何が大変でしたか?

 

るいす:「リアルな話だと、最初はお金が無くてオフィスを借りられなかったので友達のオフィスを間借りしてひとつの机で作業していたんだよね。創業者3人とインターン5人の8人で。キツキツだったし他人のオフィスってことで気も遣ったから、みんなストレスは感じてたんじゃないかな。だから僕らはこの代々木オフィスが出来たことの感動は大きかったね。今もそうなんだけど、オフィスの家賃とか光熱費とか払うためにはやっぱり儲けって必要じゃないですか。でもゴリゴリにお金を作るっていうのは会社立ち上げのコンセプトではないんですよね。お金があればさながら出来ることも多いけど。このふたつのバランスは常に気にしながらやっていますね。」

 

Y子:「そうなんですね。」

 

るいす:「でも『旅で世界をもっと素敵に』という理念は、この3、4年を経てインターン含めオフィスみんなが理解できていると感じているので、理念の理解に対する問題はまったく気にしていないです。オフィスのみんながちゃんと理解してくれているからこそ、今、自分たち社員がお金を作っていく仕事をしていても信頼してもらえていて、バランスが保てているんだと思います。」

 

Y子:「こんなにも大きな組織でありながらみなさんが理念をしっかり理解していることって簡単なことではないですよね。すごいことだと思います。」

 

るいす:「本当にその通りですね。」

 

TABBIPOでの将来的なビジョンや夢はありますか?

 

るいす:「今は国内や海外旅行をメインに仕事をしていますが、宇宙旅行の仕事がしてみたいなって思っています。わざと旅の定義付けをしていないTABBIPOだからこそ、周りも普通に『やってみたら?』と言ってくれるんです。なのでやるかどうかは僕次第ですね。」

 

Y子:「宇宙旅行ってまだまだ遠い存在だと思っていたんですが、仕事にすることは簡単なんですか?」

 

るいす:「どうなんだろう(笑)そういえば、この間宇宙系ベンチャー企業の方を呼んで今後の宇宙旅行をテーマに旅大学をやりましたね。まずはそういう小さなところから積み上げていこうって感じですね。ちなみに今は宇宙旅行って300億かかるって言われているんですけど、近々1桁下がるみたい。高いよね(笑)ただ宇宙に旅行に行く人がそれくらいかかるだけで、自分が仕事として宇宙に行くことになったら経費から出るかもしれないし。宇宙に行く道はまだまだあるはず(笑)」

 

Y子:「さすがです。るいすさんの柔軟性に圧倒されてしまいました。今すぐに旅に出たくなるようなお話から、奮闘しなければ!と気持ちが掻き立てられるお話まで直接聞くことができて、自分はとてもラッキーだなと噛み締めて今日は家に帰ります!!本日は貴重なお話ありがとうございました。」

 

インタビューを経て

 

るいすさんの目の付け所は何に対しても次元が違うなと思いました。かっこよかったですよね。
これも世界の色々な文化や価値観の中を旅されていたからなのかなと思います。

 

あとここだけの話ですが、るいすさんかなりの美声です!インタビュー中にうっとりしてしまった…なんてことはさておき。

 

私もるいすさんのように物事を柔軟に考えたり自信を持てるようになるために、たくさんの文化に触れるべくもっと旅したい!そう自然と思ってしまう時間でした。

 

るいすさん、ありがとうございました!!

 

るいすさんのTwitterはこちら

 

 

これからこの企画では、今回のような貴重なインタビューをじゃんじゃんしていこうと思っています!!

 

色んな大人の方のお話を通して、学生のみなさんの感じている疑問やモヤモヤがちょっとでも晴れるように。こんな考え方もあるんだと、モノやコトの多様性を伝えられるように。私たち、がんばります!

 

次回のゲストは…

 

るいすさんと同じくTABIPPOの創業者のあの方!

 

そう、あの方です。楽しみにしていてください!!
みなさんの明日がさらに楽しくなりますように。

 

以上、Y子でした。

Y子 / 卒論に追われる毎日

どこでも寝れるし猫舌だし。来世こそは猫になって可愛がられたい。。ガスも電気もないタイ北部の山岳民族パーカニョ族の村でのホームステイを経験したことで、従来の価値観をぶっ壊され、気ままな旅にハマる。体を使うことが好きだが、運動神経は皆無に等しい。カレーを食べれば元気になれる大学4年生。そう、4女です。

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