体育会学生諸君、旅に出よ。君が旅をするべき4つの理由
こんにちは!
体育会学生であり、海外一人旅経験者の
the KAIです。
競技人生に終わりがある事を実感する。
きっと体育会に所属する学生のほとんどが感じる事ですよね。
私は、その危機感から一人旅に出ちゃいました!その結果、色々とプラスしかなかった!
体育会系の部活動に所属している学生は全大学生のうち約8%。
海外一人旅を経験した大学生は約34%。
では、そのどちらにも該当する学生は?
正確な数値は分かりませんが、非常に少なそうですね。
体育会学生にしか感じ得ない事が、旅にはある。
本当にそう思います。
だから、体育会に所属する学生にはぜひ旅に出て、
数少ない学生にしか感じられない事を
存分に感じて欲しい。
そんな想いから、
今回は体育会の学生こそ「一人旅」に出るべき理由を話したいと思います!
実は不人気⁉︎ 大学体育会の現状
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みなさんは「体育会」という言葉にどのようなイメージをお持ちですか?
スポーツマン、カッコ良い、
はたまた鍛え上げられた肉体美などでしょうか。
きっと、体育会に所属する学生の多くはこういったイメージを持たれていると信じて疑わないでしょう。では、実際にGoogleで「体育会」と検索してみて予測変換の上位に表示される結果はなんでしょうか。
それは「体育会 嫌い」です。
もう一度言います。
「体育会 嫌い」です。
体育会系の学生諸君、意識は保たれていますか。
私自身体育会の部活動に所属しているので、それはもうショックでした。
毎日のように朝早くから、
もしくは授業の後に夜遅くまで練習がある中で、
しっかりと授業を受けて単位を取り、
人によっては一般の学生と同じようにアルバイトをして生活費を稼いでいる。
人生の夏休みと呼ばれる大学生活において、多くのことを犠牲にして好きなことに真剣に取り組んでいる。
それが体育会の学生というものなのです。
それなのに、この仕打ちは非常に耐えがたい…
しかし、実はこれには思い当たる節もあります。
排他的なマインド
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ここでみなさん、この1週間を振り返ってみてください。多くの時間を共に過ごした相手は誰でしたか?
サークルの友人やゼミの友人、また授業で知り合った友人、もしくはバイト先が同じ友人。
様々なコミュニティに所属する友人が思い浮かんだのではないでしょうか?
では体育会の学生の場合はどうか?
きっと、ほとんどの時間を同じ部活動の仲間と過ごしているのではないでしょうか?中には、様々なコミュニティの友人達と共に過ごしている人もいるかと思います。
しかしながら、授業の様子や学生食堂の様子を見ていると、体育会の学生は同じ部活動の仲間とばかり
一緒にいる事は容易に観察できます。
その輪の中に入っていきたいとは誰も思わないですよね。
偉いという錯覚
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「俺たち(私たち)は部活で忙しいのに、
学校生活もきちんと送っている。
だから一般の学生よりも偉い。」
これが、体育会の中で蔓延している思考のように思えます。先程述べたとおり、体育会の学生は非常に忙しい。
この事だけは断言することができます。
しかし、それは決して偉いことではないのです。ましてや、他の学生と比較して優越をつける事なんて言語道断です。
だって体育会の学生は、他の生徒の事を全然知らないはずだから!
毎日、同じ部活の仲間とばかりつるんでいるのに、
他の学生の事を詳しく知る事が出来るはずもありませんよね。
けれども、なぜか体育会にはこのような思考が蔓延してしまっています。
視野が狭い体育会
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体育会に所属する学生の中には、その競技を仕事にすること。つまり「プロ選手」となる事を目標にしている学生も少なくありません。
実際にプロスポーツの世界では、多くの大卒選手が活躍していますから、大学スポーツ界はプロスポーツ界にとって重要な人材供給の場であります。
そういった状況で生まれるもう1つの悪い思考がこちらです。
「プロ選手になれなかったら負け組だ。」
これは一番の問題だと思います。決して、体育会の学生の全員がこう考えているわけではありません!ただ傾向として、こういった思考になりがちです。
一人旅は全てを変える!
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私は、こんな体育会に所属する学生こそ
一人旅に出るべきだと思います。
なぜなら一人旅は本当にたくさんの事を授けてくれ、自分を成長させてくれる。
そして、体育会の学生にしか気付く事が出来ないことが必ずあるからです。
自分の小ささを知る
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一人で海外に行く。
この経験は自分の小ささを気付かせてくれます。
言葉の通じない国に一人で行くという事は、頼る人もおらず、何をするにも自分ひとりだけ。
友人と行く旅行とは全くの別物で、すべて自分の力で乗り切って行かないといけない。
日本にいれば、言葉も通じるし友達もいる。
何不自由なく暮らしていけます。
けれど海外では電車やバスに乗るにしても、水を買うにしても、日本の何倍もの時間をかけて、やっとの思いで達成することが出来るのです。
自分一人だけでは本当に何も出来ないという事に気付きます。同時に、自分が非常に恵まれた環境にいた事に気付きます。
そんな時、困って右往左往しているこちらを見て、手を差し伸べてくれる現地の方が必ず現れるんですね。
こっちは何もしてあげられないのに、ただただ善意で助けてくれる人がいる。そうした人の優しさ触れて、謙虚に、また自分も他人に優しくなれる。
そんな経験も一人旅の醍醐味で、体育会の学生にこそ必要であると思います。
多様な価値を知る
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自分とは全く違う考え方をする人。
日本では考えられないような出来事に遭遇する事。
社会、文化の違いに触れる事。
旅先での全ての出会いは、新鮮で刺激的な経験です。
たくさんの新しい価値観に触れ、
間違いなく自分の価値観は大きく変わるはずです。
今までの自分が知らなかった世界には、こんなにも素敵な世界が広がっていて、無限の可能性に満ちている。
この気付きは、「プロになること」に縛られている
体育会の学生にとって、
とても意味のあるものではないでしょうか。
プロに執着する強い思い。
これはとても大事で、必要不可欠なものである事に間違いありません。
しかし、余計なプレッシャーを取り除き、競技に注力する為にも、「成功の形は決して一つじゃない」という事に気付くことは必要なのではないかと思います。
生まれ変わった自分と出会う
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一人旅を終えた時、間違いなくそこには大きく成長した自分がいるでしょう。
自身の小ささを知り、多様な価値観を受け入れられるようになったあなたは、
今までとは違ったフィルターを通して世界を見ることが出来ているはずです。
これまで気付かなかった人の優しさに気付く。
これまで見過ごしてきた当たり前に感謝する。
これまでは分かり合えなかった意見にも耳を傾ける。
この新しいフィルターを通して見る世界は、
何十倍も鮮やかで輝いているはずです。
自分と向き合う
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一人旅を終えた体育会の学生は、特にこういった事を考えるようになると思います。
「自分 – 競技 = ?」
自分から競技を取り除いたら何が残るのだろうか。
今までは競技の部分を大きくすることだけに意識が向いていたのが、その競技以外の自身の価値について考えるようになる。それはとても大切なことです。
なぜなら、大学を卒業して社会に出る時。
つまり競技を離れる時に必要になるのは、
競技以外の部分の自身の価値であるからです。
そうして、自身の競技以外の価値を高める努力を早くから始めることが出来た人ほど、より需要のある人材へと変貌を遂げていくでしょう。
一人旅を通して、
多くの大学生が飲み込まれる
「就活」という荒波を軽々と越えていける。
そんな人材になることも出来るのです。
さあ、旅へ出よう!
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ここまで読んでくれたあなたは、
もうすでに旅に出たくてウズウズしてるはず。でも、体育会の学生は忙しくてなかなか旅に出ることは難しい。そこで、一つ提案。
シーズンオフを利用しよう!
シーズンオフは、普段とても忙しくしている体育会の学生が旅に出る唯一のチャンス。
最後に、各スポーツごとの長期オフの時期に
オススメの旅先とその魅力を紹介します!
Winter Break Season
サッカーやラグビー、ラクロスなど、多くのスポーツは冬にシーズンオフが設けられています。
そんな冬にオススメの旅先はヨーロッパ!なかでも、イギリス・フランス・クロアチアがオススメ!
年末年始を少しずらして航空券を予約すれば、
イギリス・フランスなら往復7万円以下!
クロアチアも往復10万円以下!
(2018年9月現在の価格)
これはベストシーズンの約半分の値段です。
イギリス・ロンドンでは
「London New Year’s Eve Fireworks」とともに
最高の一年を始めよう!
フランス・パリでは「芸術の都」と呼ばれるその美しい景観とイルミネーションのコラボに時間を忘れて心を奪われよう!
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クロアチアでは雪で覆われた「プリトヴィツェ湖群国立公園」の絶景に酔いしれよう!
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Summer Break Season
アメリカンフットボールなど、なかには夏にシーズンオフが設けられているスポーツも存在します。
夏にオススメの旅先はオランダ・オーストラリア!
オランダ・アムステルダムでは、ユネスコ世界遺産のアムステルダム運河を舞台に開催される「Grachtenfestival Amsterdam」でクラシック音楽とともに中世へタイムスリップ!
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冬でも温暖なオーストラリア・ケアンズでは、
お得にマリンスポーツを楽しもう!
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最後に
もう一人旅の魅力は存分にわかった。
ありがたいことに、オススメの旅先もわかった。
あと一つ必要のものは一歩を踏み出す勇気だけ。
でも体育会の学生なら、もうその勇気も持っているはず!
さあ、次のシーズンオフは人生を変える
一人旅へ出かけよう!