ここでしか得られないものがある。経験者が語る、海外インターンのすすめ
こんにちは。yunaです。
”海外インターン”
学校やネットの広告でよく見かけますが、何となく様々なハードルを感じている方も多いのではないのでしょうか。
わたしは英語が話せないし…
まずは日本で参加するべきでは…
お金がかかりそう…
私もそうでした。
旅が好き。楽しければ十分。そう思っていました。
そんな私が海外インターンに興味を持ったのは、就活を前に、大好きな旅がくれた今の自分が、どのくらい社会に恩返しできるのかを試したかったから。
きっかけはそんな思い付きですが、その経験を経た今、私は、
”海外”で”インターンシップ”に参加することに共通して言える価値があると感じています。
今回は、私の経験を元に、海外インターンに参加する意義についてお話しします!
インターンシップを海外で経験することの意味
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インターンシップとは
そもそも、私たちはなぜ、インターンシップに参加するのでしょうか。
選考過程として。
自己分析の一環として。
業界研究の手段として。
参加するインターンシップの期間や形態によって目的は様々です。
では、あえて「海外」でインターンをする意味とはなんでしょうか。
海外インターンの特徴
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”海外インターン”においてまず特記すべきことは、”自己分析”の絶好の機会であるということです。
私たち学生のうち、特に就活生のみなさんは、
自分のやりたいことって何だろう。
自分の強みって何だろう。
そんなふうに悩むこと、ありますよね。
就職活動の鍵を握る自己分析。
自分の過去の経験を基にこれからの人生の素材選びをすることは、どんな過去、経験を持つ方でも困難なことが多いのです。
私も、”今まで何を得てきたのか”
そんな風に考えるのは、自分の人生の瞬間それぞれに、後から理由をつけるみたいで、なんだかもやもやしていました。
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海外でする”自己分析”
もちろん、日本にいながら様々な経験をし、早いうちから取り組めば、決して悩ましいことばかりではありません。
しかし、考えてみてください。
多くの同年代の若者たちが、同じように情報を集め、来たる社会人となる日に備えて視野を広げ、選択肢を絞っていくのです。
そして、そんな私たちを取り巻く環境には常に、家族や親しい友人、そして自分の肩書きが存在しています。
そのような社会で、私たちが自己分析をする際、無意識のバイアスが何らかの形でかかってくることは明白ではないでしょうか。
自分ってどうあるべきなんだろう。
結局はその”あるべき姿”を考えた上で、人生の理由付けをしてしまうのではないでしょうか。
そこで、
自分がどう生きていきたいか。
を考えてみる機会のひとつに、私は”海外インターン”をおすすめします。
世界はひとつでも、社会はひとつではないのです。
自分が生きてきた社会の外に出て、ビジネスに触れること。
日本では気付かなかった自分の興味分野を超えた可能性に気付くことが出来ます。
自分はどんな社会で、どんな存在として生きていきたいのか。
それを考える一歩を踏みだすことこそ、海外インターンの持つ意味なのです。
海外インターンで得られるもの
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圧倒的劣等感
とは言っても、スキルも経験もない自分では、たとえ受け入れ先が見つかっても、そもそも出来ることが少ないのでは…?
そうです、その通りです。私は実際にアフリカでインターンに参加したとき、英語が全く通じず、はじめ一人では水も買えませんでした。
自分ひとりでは何もできないことに、はじめは圧倒的に”劣等感”を感じることもあります。
試してみたかった自分の強みが、まったく通用しないこともあります。
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しかしその感覚こそ、成長の起爆剤として欠かせないものなのです。
見知らぬ土地で、自分ひとり。
きっと私たちを助けてくれる多くの人に出会うはずです。
見たこともない景色の日常にわくわくして、新鮮な文化を味わって、気づいたらその土地を大好きになっている自分がいるはずです。
そんな中で感じる劣等感。
これを感じて初めて、その土地でインターンシップをすることの目的を再確認するのです。
ひとりでは何もできない自分が、大好きなこの土地で、何が出来るのか。
劣等感を武器に
例えば語学力にコンプレックスを感じたとします。
でも営業に行かなければならならない。
言葉がわからなければ、他の五感で勝負すればいいのです。
例えば食品を扱うのであれば、写真や絵、試食を持参します。
まずは知名度と人脈を広げ、簡単な言葉を教えてもらうことだってできます。
このように、明確な目標と、利益が関わる海外インターンだからこそ、出来ないけれどやらなければならないことを、やりたくなる状況を作り出せるのです。
自分の視野を広げ、その社会と関わっていく中で私たちは、
自分に足りないスキルへのモチベーション
コミュニケーション能力
広い視野
限られた時間を有効に使う力
など、様々なことを得ることができるはずです。
その後に絶対に生きるリーダーシップ
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圧倒的リーダーシップ
”ひとりではできない”状況は、海外では言ってみれば当たり前です。
私たちはその土地での日常や文化における常識を知らないからです。
しかしインターンシップである以上、一定の成果が求められます。
だから私たちは、その成果を達成するために、”リーダーシップ”を発揮する必要があるのです。
必要な情報やスキルを、自分で考え、共有し、仲間を増やす。
ひとりでやるより、ずっと魅力的なプランが見えてくるはずです。
周りを巻き込むということ
街を歩き、日常のふとしたコミュニケーションから始まる関係。
行きつけのカフェや市場に出向き、自分から様々な知識や情報を求めて積極的にその関係を広げて行くのです。
言葉が通じるか否かに関わらず、自分の考えを発信しようとすることで、案外すぐに広がります。
協力してくれる人たちに支えられて、彼らの意見を取り入れて、さらに発展した発信をしようとします。
大事なのは単なる言語化ではなく、自分を”伝える”ことなのだと、私は感じました。
自分を伝えて、
いかに自分の人生に周りを巻き込んで行けるのか。
このように、自分の意思を中心に一種のチームをつくり自分の成果達成のために自分が主導権を握るという意味のリーダーシップは、就職活動に留まらず、普段の私たちを取り巻く環境の中でもきっと、より良い選択をする助けになるのではないでしょうか。
実際に海外インターンに参加してみて
アフリカでインターン
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私が参加したのは、アフリカで飲食店を経営する海外インターンです。
フランス語圏だったので、言葉が通じず、やるべきことの優先順位を決めるのに苦戦しました。
圧倒的劣等感です。
1か月間の売り上げの向上を目標とし、まず解決すべき問題点を探し、その点にフォーカスした改善案を試していきました。一生懸命考えても、現地の常識では通用しないと突き放されたこともあります。
でもだからこそ、
生活スタイルに合った提案をするために自分から様々な生活領域に足を運んだり、友人を増やしたりすることが出来ました。
「彼らの日常に愛される店にするにはどうすればいいのか」を考えられるようになり、素直に周りに協力を求めて、出来ることの可能性がぐんと上がりました。他のインターン生やオーナー、日本人従業員の方、現地人スタッフやゲストハウスのお客様、現地で日本語を学ぶ学生たちにもたくさん助けて頂きました。
自信がつき、次にやりたいことがどんどん沸くようになりました。
圧倒的リーダーシップです。
思いがけず自分と向き合った時間
自分に出来ること
自分がやりたいこと
自分がやるべきこと
を順序立てて考えることは、自分と向き合うことに直結します。
当初私は、海外インターンを通じて、特に自分の思考力とコミュニケーション能力を試したいと思っていました。
しかし結果として得られたのは、これらが通用するかどうかといった単純なことだけではなく、それぞれの弱みと強み、そして新たな目標でした。
海外インターンに参加するには
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最後に、海外インターンに興味を持ってくれた方に向けて、おすすめのサイトをご紹介します。
やってみたいこと、試してみたいことがあるときは、その内容から。
行きたい国の、知りたい社会があるときは、その場所から。
あとは費用と期間で絞り込みます。
自分に合ったインターンを探してみてください。
・コミュニティが強い。スキル不問のインターンが多数。
海外インターンシップ、海外インターンコミュニティはタイガーモブ
・『地球の歩き方』主催!自分だけの成功体験を。
成功する海外インターンシップ【成功する留学|地球の歩き方】
・幅広い選択肢で自分にぴったりのプログラムを。
海外でボランティア・インターンシップ・語学留学|Projects Abroad
・海外NGOで働く。海外の学生とも関われるレアな経験を。
海外NGOインターンプログラム|NICE
・リアルな自分の限界を知る。まさに”武者修行”。
海外ビジネス武者修行プログラム
・カンボジアに興味がある人必見。”人生の分岐点”を。
人生の分岐点をつくろう!|一般社団法人Kumaeインターン
・セネガルの父から学ぶこと。かっこよく生きるとは。
アフリカインターン|西アフリカでレストラン経営
ここに挙げた以外にも、海外インターンに参加する方法はたくさんあります。
インターネットやSNSを活用して、積極的に情報収集することをおすすめします。
さあ、未知の体験を。
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未知のフィールドで自分と向き合い、周りを巻き込んでリーダーシップを発揮し、海外でビジネスの原点に触れること。
自分にできること、自分がやりたいことは何なのか。
海外インターンを通して自分の人生のリーダーシップを握るチャンスが、私たちにはあります。
社会の一員として生きる、
とはどういうことなのか。
普段、日本ではなかなか気付きにくい、楽しそうに働くひとりひとりの姿を、新鮮だと感じるかもしれません。
しかし実際はどの社会でも、誰もが一生懸命、社会を作っているのです。
私たちの恩返しは、まだ始まったばかり。
私たちが生きる社会を作るのは、私たちです。
さあ、わくわくする一歩を。