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夢への一歩を踏み出せ!ウガンダでトビタテ留学japan5期生にインタビュー

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ダイスキな冬がやってきた

 

みなさんごきげんよう。

アフリカでバチバチに日焼けしちゃったsawaです。
サングラス焼けみたいになっちゃって、まだ治らない(涙)

 

わたしは2017年8月に2週間、大学の海外研修で
アフリカのウガンダに行ってきました!

 

海外研修といっても、
出発前にトラブルがあってまさかの引率の教授不在に(笑)

(もはやただの旅行)

 

ウガンダでは青年海外協力隊として活動している学科のOBの方や、
現地で活動している様々な日本人の方と交流することができ、

 

とても刺激的で貴重な毎日を過ごすことができました!

 

 

ウガンダ

 

ウガンダはケニアの隣で湖に囲まれた内陸部にある国!

自然も人の心も豊かで「Pearl of Africa」と呼ばれているよ!

 



 

このウガンダで…

私はステキな人に出会いました。

 

 

加藤みな美さん

 

鳥取大学農学部国際乾燥地科学コース4年 乾地作物栽培研究室所属。

 

・2017年1月~12月の11か月間、大学4年生でトビタテ留学japan5期生としてウガンダへ。

・大学ではコーヒーとバイオ炭の研究をしていて、現地ではブリケットの会社と国際農業開発NGOでインターンをしていました。

 

photo by minami

 

加藤さんは「トビタテ留学japan」という文科省が行っている留学制度を利用して、ウガンダでインターンをしていました!

 

トビタテ留学japan

photo by shatterstock

 

夢見る学生を民間企業がサポートしてくれて、留学費用免除で海外で活動できるというとっっても魅力的な留学制度。
文科省が行っているプロジェクトなので安心♡

 

気になる方はこちら

 

今回は加藤さんに、そんな「トビタテ留学japan」についてインタビューしてきました!

 

それでは、インタビュースタート!

 

────今日はよろしくお願いします!
 大学4年生ということですが、今までの大学生活は楽しかったですか?

 

うん!夏休みとか何してたか全然思い出せないけど楽しかった(笑)
大学の回りが田舎でよかったかな~。駅から近かったけど1時間に1本くらいの間隔で汽車がくるようなところだった!

 

────トビタテ留学japanを知ったきっかけはなんですか?

photo by minami

 

鳥取大学ではトビタテ留学生を毎期2人くらい出していて、地方国公立では多いほうなんだよ。私がトビタテを知った理由は校内でトビタテのポスターを見つけて、そのときちょうど留学したいなって思ってたから説明会に行ったの。そしたらたまたまバイト先の先輩も私の1期前で申し込んでいたから相談しやすいなっていうのもあったかな。

 

────学校側がトビタテを輩出しようという動きがあるんですね!

 

そう!学校側が今トビタテを推していて、もっと出していこうっていう雰囲気だから先生も協力的なの。

 

────私のキャンパスではポスターもないし、トビタテ留学生もいないみたいなので今回ウガンダに来て初めて知りました。

 

鳥取大学でもまだ知らない人は結構多いよ。多分、私が留学に興味があったっていうのが一番大きかったのかも。なんかいい留学制度ないかなって探していたからそのポスターも目に留まったんだと思うな。

 

トビタテ留学japanを知ってから、すぐに留学を決断できましたか?

photo by sawa

 

うん!留学ってやっぱりお金がかかるでしょ?両親にも頼みにくいし。でもトビタテだと留学費用負担してもらえるから即決したよ(笑)

 

────留学したくてもお金の事情で躊躇しちゃう人は多そうですね。

 

そうだね。トビタテの生活費支給には甲乙丙があって、ウガンダは一番下の丙。これはその地域の物価で分けられていて、アメリカとかは甲で月20万円支給されるよ。私の時は毎月12万円支給されていたから充分足りるし何なら貯金できるくらい。交通費が上限20万円だから航空券買えるし、事前・事後研修が東京であるんだけれどその交通費も少し負担してくれる。もし現地の大学や語学学校に通う場合は、教育費が期間内で上限30万円まで出してもらえるよ。だからすごく充実していると思うな。

 

(奨学金費用はみな美さん5期生の時と現在とでは少し変わっているので参考程度に)

 

────トビタテ留学japanは文科省が行っているものなんですよね?

 

官民共同事業といって文科省がやりましょうって声をあげたもので、お金の出どころはプライベートカンパニーから。ソフトバンクとかANAとかリクシルとかの大手の会社に文科省のトビタテ留学japanの事務局の人が支援していただけませんかって声をかけに行って、それに賛同してくれた企業が投資してくれて私たちの奨学金ができているんだよ。簡単に言うと文科省は窓口みたいな感じかな?

 

────民間の企業が投資してくれるのは良いですね!

 

うんうん。企業にとっては海外留学した若手を将来ほしいっていう雇用面の話もあるんだと思う。トビタテ留学japanの応募条件にも将来日本産業に貢献するっていうのがあるんだよ!

 

 

前から海外に興味があったり、旅したりしていましたか?

photo by sawa

 

大学2年生の時にコース分けがあったりして、その時から海外に興味を持つようになったかな。2年生の夏休みに友達と一緒に大学のスタディーツアーに参加してウガンダに2週間来たの。
それが大学生になって初めての海外だった!そのあと2年生の春に授業の一環としてタイに1か月研修で行ったのと今回のウガンダ留学を入れて大学生になってから海外は3回目だね。

 

 

────なぜウガンダを留学先に選びましたか?

photo by minami

 

今やっているインターン先をインターネットで見つけたからなんだけど、それにも理由があるの。2週間ウガンダに来たときに、村の人が薪とか炭で火を起こして調理している光景に結構衝撃を受けたの。日本だと身近でそういう光景って絶対ないじゃない?

 

それでウガンダの人の生活燃料ってなんだろうって調べたら、ウガンダの人は80%くらいの人が薪と炭で調理しているっていうことがわかって、そこから燃料とか炭について勉強したいなって思ったの。いろいろ検索してたら今働いているブリケットのカンパニーを見つけて、ここで働きたいって即決した。会社にインターンをしたいですってメールを送ってアポイント取って、って感じかな。

 

海外でインターンですか!どうやって始めるものなんですか?

photo by minami

 

今働いているインターン先は 3カ月以上メールのやり取りをしたよ。はじめにインターンやりたいですってメールを送ったら、では履歴書を送ってくださいって言われたから学校にいるウガンダ人の先生に手伝ってもらって書いて送ったの。

そのあと志望動機書も送ってからいろいろ話詰めて、4月にメールを送って9月の頭くらいにSkypeで社長と面接があって、その場でじゃあ来てね~って言われたんだけど、不安だったからそのあとメールで“今来てねって言いましたよね??本当に行ってもいいんですか?”ってコンファームしたんだ(笑)正式に決まったのが9月の半ばかな。

 

────結構長くかかりましたね(笑)

 

そうなの!なんか返信が遅くて、こっちから催促しないと返ってこないんだよね(笑)メール読みましたか?って。1カ月返信が返ってこない時があって、これはもう不採用かなって思ってたら“ごめんね、バカンスに行っていました。”って返信が来たの!えええって感じだよね(笑)社長さん、フランス人だからバカンス取るんだなーって思ったよ。ウガンダを留学先に選んだのは、今いるインターン先で働きたくてここに決めたんだ。

 

────特に大変だったこととか、ここが日本のインターンと違うなと感じることはありますか?

photo by minami

 

前にウガンダでやっていたインターンも今のインターンも、ウガンダ人と仕事しているんだ。いいところは、あんまり怒られたりしない。ウガンダ人って基本的に怒らないんだよね。会社でミスした人がいてもあんまり怒られてるところ見ないな。あとは、やること終われば何時に帰っても怒られない!ちゃんとやってるしいいよって。めっちゃホワイト。それに愉快!笑いのツボが浅いの(笑)だからストレスをあまり感じないかな。

悪いところは…時間を守らない。すごく時間にルーズ。それにミーティングとかがやけに長い。議題からすごい話がそれるのね。無駄話大好きだから脱線して大爆笑してるみたいな。いや早く終わらそうよっていうね(笑)火曜日にセールスミーティングがあってセールストークの勉強とか電話とかをするんだけど、11時から16時までやってるからね。

 

────えええ(笑)長すぎません⁉

 

一回お昼休憩あるけど全然終わらないんだよね~。あとは、話が通じない!農家さんとかに何回言っても”わかった”って言って、”じゃあわたし今なんて言った?”って聞くと全く違うこと言うの!わかってないのにわかったって言うんだよ(笑)それで誤解している時もあるし、こっちも最初はわかったって言ってるから気が付かなかったんだよね。だからじゃあお願いねって言って翌週行ってみるとあれ?やってないじゃんみたいな(笑)だけどすごく楽しい!

 

────でも結構ウガンダ人って英語話せる人多いですよね!

photo by  minami

 

もうペラペラだよ(笑)でもやっぱり、プライマリー6かその次のセカンダリー(日本でいう中学校・高校)までいかないと話せる人は少ない感じだね。プライマリーもセカンダリーも毎年試験があって、それをパスしないと次に進めなくて留年もあるんだよ。だから試験に落ちちゃってお金がなくて退学する人もいる。ウガンダは日本よりも学力社会だね。

 

────はじめてウガンダに来たときに感じたことと今生活していて感じること、大きく変わったことはありますか? 

photo by minami

 

ウガンダにいても、なんだか海外にいる感じがしないんだよね。普通に何も支障なく生活できてるし、日本にいる時と同じ感覚がしてる。最初に来たときはセボ(男性)たちからアフリカ独特の匂いがして、ああアフリカ来たなって思った(笑)やっぱりボダ(バイク)で豚とか運ばれてるのとか交通渋滞とかみたりすると日本とは全然違うなって思う。でもそんな貧しいとは思わなかった!日本のメディアで報道されているアフリカ(道で物乞いをしているような貧しい地域)を想像していた自分がいたけど、来てみたらメディアで言っているほど貧しい国ではないなって思ったよ。

 

トビタテ留学japanのメリットはなんだと思いますか?

 photo by sawa

 

1番はコネクション、人脈!

大学内だけだとコミュニティが限られるけれど、トビタテは全国から申し込めるから自分と違う分野の人とも話ができる。いろんな違う視点から話ができるっていうのがわたしはすごく面白いなって感じる。あとは、海外に行く人ってなんかちょっと意識高い系みたいなのがあるじゃない?そういのって結構周りから毛嫌いされたりするし、大学の中で発言しようとしても海外かぶれって片づけられることがある。

でもトビタテの人たちはみんな熱意があってやりたいことがある。そして彼らもちょっとあいつおかしいよねとか毛嫌いされるとか、そういう経験をしてる。否定とかされないし、個々の多様性をいいねって言ってくれるところが面白くていいなって感じる!

 

────トビタテ留学japanでウガンダへ来て、自分自身変わったなって感じることはありますか?

 photo by sawa

 

内面的に変わったなって感じることが多いかな。
元々すぐにキレちゃうタイプだったけど、あんまり怒らなくなった。例えば「チャイニーズ!」とか「お金くれ」って言われたときはそれを頭ごなしに怒っていたけど、彼らはわたしたちが怒ると思って言ってなくて。なんで怒られてるのかが分からないから直らないんだって気が付いたの。だから、こういうことを言われると私は悲しい気持ちになるから言わないでほしい、って言うようにしたの。そうしたらちゃんと伝わった!

感情的にならず、ちゃんと言葉にして伝えることが大切なんだなって感じた。ただ自分の感情にまかせるんじゃなくて、一回自分のなかに落とし込んで、その気持ちをカテゴリー分けしてちゃんと伝えることが大事なんだなって思った。それが自分のなかで1番成長したなって思うし、今の生活でも役立ってるなって思う!

 

────日本では当たり前だと思うことも、それが世界共通とは限らないですよね。

 

そうだね。あとは、1人が大丈夫になった!日本にいると1人って恥ずかしいっていうの正直あるじゃない?。カフェに行くとか、新しいお店開拓してみるとか、1人でマーケット行ってみるとかしていくうちに、意外と1人でも平気だなって気づいたし、1人の方がいいなって感じるメリットも自分の中で気付けた。積極的に現地の人と話すようになったしむしろ1人だからこそ現地の人が話しかけてきてくれるときもあるから、なんかそういう”ひとりでいる”ってことに価値を置くようになった。こういうのが自分の中で変わったなって思うことかな。

 

────最後に、これからトビタテ留学japanで世界に行こうとしている日本の学生にメッセージをお願いします!

photo by sawa

 

ハードル高そうだけど学力とか関係ないのがトビタテの魅力で、しかもお金の理由で留学を諦めるって人でも行ける留学システムだからそこがいいところだと思ってる!自分のキモチ次第で受かることだから、そこを恥ずかしがったり躊躇しないで挑戦してほしいって1番思うな。

 

────貴重なお話ありがとうございました!!!

 

photo by sawa

 

インタビューを終えて

photo by shatterstock

 

海外への憧れ、いろんな世界を自分の目で見て肌で感じてみたい

 

そんな自分の思いを恥じることはないし、
自分のやりたいことに熱意をもって向き合っていきたい。

そう思えました!

 

・夢に向かって一歩を踏み出している学生
・夢はあるけれど自信が持てずにいる学生
・夢がなくてくすぶっている学生

 

あなたがやりたいことはなんですか?

わたしたちは可能性に満ち溢れています。

人生は一度きり。

 

世界はあなたが思っているよりも広くて、
知らないことがまだまだたくさんあります。

 

夢へとつながる一歩を踏み出したいあなたに

トビタテ留学japan
という選択肢を提案します!

 

明日の自分を作るのはあなたです。

 

それではまた。
Have a goodday♡

 

s a w a / No Netflix, No life!

江の島の近くでひとり暮らし中の、貧乏でポンコツな農業系大学3年生。海外への憧れは人一倍強い超ミーハー派!!  19歳の夏にウガンダに行って以来、アフリカの魅力にすっかり骨抜きにされた。 好きなものはココアとぬいぐるみと扇風機。好きなドラマはSkinsとBABY。

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