PERRY 学生の世界を広げるWEBマガジン

旅を経て、ドキュメンタリーの世界へ。「普通」を捨てた学生にインタビュー

がんちゃん / 早稲田大学4年

旅、自然、酒。あらゆるカルチャーを愛する超絶怒涛の大学四年生。

 

初めまして!PEERY初代副編集長の、がんちゃんです。

 

いつもは裏方でコソコソしている自分ですがついに、初登場です。
ほんとにみなさん、お待たせしました。(待ってない)

 

さあ学生のみなさん。突然ですが、「普通の大学生活」ってなんでしょうか。
3年まではサークル・団体の活動をして、4年を迎えて就活が始まり、そして就職。

 

これがいわゆる「普通の大学生活」のケースです。
でもこれって、正解なんでしょうか?

 

もちろん、生き方に正解も不正解もないのでしょうが。

 

今回はカンボジアで会った旅仲間であり、現役の学生である僕の友人にインタビューをしてきました。

 

NHKの番組を作り、カナダにロケに行き、現在はドキュメンタリーのフェスに携わる「普通」からはみ出した彼には、一体どんなエピソードが詰まっているのでしょうか。

 

そして、ドキュメンタリーとは?旅とは?存分に語って頂きます。

 

また、記事の最後では、日本最大級の旅イベント”BackpackFESTA2019”についてご紹介しています。ぜひそちらもご覧ください!

 

日高成樹プロフィール

photo by naruki

 

22歳 明治大学文学部所属。

 

大学生活中に、カメラを片手に16カ国を旅する。その経験を生かし、NHK総合で放送した「旅旅しつれいします。」のプロジェクトチームに参画。

また現在ドキュメンタリーチーム「BUG」に所属しながら、ドキュメンタリーの自主制作も行う。フリーランスでプロモーションなどの仕事も、様々なジャンルで行なっている。

 

座右の銘は「選択と決断」。

 

 

──今回は「学生の世界を広げるWEBマガジン」ということで、学生の視野を広げてくれそうな、ヒダカナルキさんにインタビューさせて頂きます。では、よろしくお願いします。

 

よろしくお願いします。

 

photo by naruki

 

旅に明け暮れた学生時代

 

photo by naruki

 

──まず最初に、学生時代は何をされていましたか?

 

旅ですね。大学1年生の時から始めたのが、海外1人旅でした。長期休暇を使って、一年のうち3ヶ月くらいは海外に行っていました。いつも長期休暇の休みを1ヶ月くらい延長して、先生に頭を下げながらって感じでしたね。(笑)3年間で行った国の数は、15カ国。アジアを中心に、ロシア、アフリカを回っていました。

 

──ロシアとか、アフリカとかチョイスが良いですね。結構「辺境の地」が好きなんですか?

 

なんだろうなあ。昔から認められたいというか、周りとはちょっと違うことをしたら、認められるみたいな考えがあって。それで何処か辺鄙な地、誰も見たことのない場所に行って、そこの写真を撮りたいというのはありました。

 

photo by naruki

 

──なるほどですね。そういった人とは違うチョイスの国の中でも、印象的な国はありましたか?

印象的な国でいえば、ネパールですかね。2016年の春にネパールに行ったんですけど、ヒマラヤ山脈の中にアンナプールナという山があって、そこのベースキャンプに行くためにネパールに行ったんですよ。そこに登頂するまでには10日間かかって。10日間ずっとお風呂も入らずに、一日8時間かけて毎日ちょっとずつ登って、やっとベースキャンプに着いたみたいな。そしてパッて携帯を見たら、ちょうどその日が誕生日で。(笑)もう過酷すぎて、高山病とかにもかかっていた中だったから、日数とか気にしてなかったんですよね。まあ結局登りきれて、気づいたら誕生日がきてて、それが一番思い出深い一日だったかなと。

 

photo by naruki

 

──中々辛いエピソードですね。(笑)それでも、その過酷さがあるからこそ、印象に残る体験なんですよね。

いやでもこれ、良かったエピソードなんですよ。

 

──そうなんですか。(笑)

死を覚悟した、中国での経験

 

photo by naruki

 

一番旅した中で過酷だったのは中国ですね。ただ自分の運が悪いってだけなんだけど。中国に入って3日目に、普通に鉄道で移動してたんですけど、お腹が痛くなってトイレにいったんですよ。自分は普段目が悪いからメガネをかけてるんですけど、トイレが狭いから荷物を汚さないようにと、肩にかけてる荷物を取ろうとしたときに、メガネが落ちて便器に吸い込まれました。はい、3日目に視力を失いました。

 

──コンタクトはなかったんですか。(笑)

持っていたんですけど、あまりに少なくて。

 

──それで、そのまま旅を続けたんですか?

 

もうそのまま続けました。とりあえずその日は一旦落ち着こうと思って。その一時間後に、とりあえずwifiを求めてカフェに入りました。そしてらカフェの店員にミルクティーをかけられました。いやもう、これ以上ねえなって感じになりましたよ。

 

──フルコンボですね。(笑)

 

こんな辛いことないって、そう思ってたんですけど。

 

──え。

 

その日ですね。向かった先の山で、熊に会いました。

 

──それはどういうことですか。(笑)

 

えっと、とりあえず色々重なったから、それを忘れるために登山しようと思ったんですよ。その山には地球の歩き方を読んでいこうと思ったんですけど、そこに書いてある登山ルートを登っていたら、いきなりライオンのような鳴き声がして。間違いなく自分よりでかい生き物の声でした。でもその瞬間、体が固まってしまって、もう影は見えてたんですけど、目を合わせたら終わりっていうのはわかっていたので、とりあえずそのまま固まってました。5秒位風の音がした後に、バッ!っていう足音がして。あ、もう死ぬって察知したんで、そこからダッシュで逃げました。結局1時間くらい、何も考えずにダッシュで山を降りてどうにか助かったんですけど。(笑)とにかく、その一日が旅した中で一番きつかったですね。

 

旅を通して、過去の自分を克服

 

photo by naruki

 

──死にそうな経験までついてきちゃったんですね。(笑)でも無事で何よりです。そうした過酷な経験を幾つもされてきた日高さんには、旅についてテーマのようなものはありますか?

 

えっとですね、ちょっと良い話になっちゃうんですけど。高校時代、自分はバスケットボール部で部活漬けの毎日でした。そして練習とかだと全然良いプレーができていたんですけど、試合に出ると急に体が動かなくなったりして。元々、「アガリ体質」なんですよね。それは高校の頃からわかっていて、それが原因で大学受験も失敗しました。そして浪人を経て、今の大学にいるんですけど。そうした経験があったから「どうにかして自分を変えないといけない」と思いました。精神力をつけるってやつですね。そしていざ大学に入って、その方法を探ったわけです。今すぐにできて、自分を強くできる方法。それを考えた時に「海外1人旅」という結論に至りました。

 

──なるほどですね。「自分を強くしたい」というきっかけがあって、旅に出た自分っていうのはやっぱり変化がありましたか?

 

やっぱり、バックパッカー旅っていうのは行き先を決めているわけでもなかったので、毎日何かしらのトラブルがありました。携帯が気づいたらなくなって、新しい携帯を買って電源つけたら彼女から振られたメールがきてる、とか。いきなり航空券がキャンセルになったり、お金がなくて辿り着いた街で仏道修行することになったりだとか。とにかく自分の予想していない出来事が起こって、最初は焦ったりもしました。でも、少しずつ冷静に対応できるようになって。頭を使って、一つ一つ決断していけばちゃんと次に進んでいけるってわかってからは、気づいたら動揺しなくなってる自分がいました。一年くらい旅をしたあたりから、実感しましたね。

 

就活よりも「今、自分がやりたいこと」

 

photo by naruki

 

──旅をして、過去の自分を克服できたんですね。今話されてる姿も堂々としてました。そんな日高さんも「就活」を迎えて、そこはどうされたんですか?

 

んー、そうですね。まず、旅がきっかけで始めた「写真」と「映像」というものがあって。それは自分が旅で撮った一枚の写真がきっかけでした。

 

photo by naruki

 

この写真なんですけど、周りの人から「その場の雰囲気が伝わってくる」とすごい反響があったんですよ。その時に、写真と映像の道に行こうと決めました。大学に入ったときは、将来何がしたいとかは考えてなかったんですけど、さっきも言ったように写真とか映像を使って、誰かの気持ちを動かせるような仕事がしたいと考えるようになっていましたね。そこで、就職活動の時期になって。やっぱり自然と、映像に関わる会社や映像のプラットフォームを持つ会社を見ていたし、そこに興味が湧くようになっていました。

がんちゃん / 早稲田大学4年

高校時代に石田ゆうすけ著の「行かずに死ねるか!」を読んで以来バックパッカーに強い憧れを持ち、大学1年の春に東南アジアでバックパッカーデビュー。その後は、モロッコ~スウェーデン4000km縦断などを経験。趣味はフットサル、釣り、チャリ旅、日本酒を夜にちびっと飲むこと。飲酒。将来の夢は自分の雑貨屋を持つこと。

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