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世界遺産をジェットコースターで下山する⁈Y子の万里の長城登頂レポ

Y子 / 卒論に追われる毎日

残された人生の夏休みを謳歌中。

 

北京の天安門から、ごきげんようこ。おはようこ。
どうもY子です。

 

突然ですが、私はこの写真のどこにいるでしょうか?

 

photo by yoko

 

…この写真に私は写っていませんでした!すみません(笑)

 

こちらは、天安門を撮ろうとカメラを準備していた間に目の前に並んでいた
団体観光客の方々を撮影した一枚です(笑)

 

現在人生の夏休みラストスパートを謳歌中の私ですが、
8月には中国語留学をしていた友達に会いに行くべく北京に行ってきました!

 

photo by yoko

 

中国・北京と言えば、あの世界遺産「万里の長城」に誰もが足を運ぶはず。
そして私たちの北京観光のメインも、万里の長城を登ること!

 

体力が無く運動が苦手な私ですが、万里の長城を登ることは、とても楽しみでした。
普段の登山ならピーピー騒いでいるはずなのに。

 

それはなぜなのか?

 

万里の長城の帰りは、ジェットコースターで一気に楽しく降れることを知っていたからです!

 

え?そうなのって思いました?でもそうなんです、ラクなんです。
ラクできることを知った途端、私は笑顔になるのです。

 

そんなことは一旦置いておいて。(笑)
世界遺産をジェットコースターで降れるって、なんだかポップで新感覚じゃないですか?

 

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今回は、そんな運動音痴なりに頑張って登った私の体験をもとに、
万里の長城(そしてジェットコースター)の感想を皆さんにお伝えしたいと思います!

 

 

また記事の最後では、日本最大級の旅イベント”BackpackFESTA2019”についてご紹介しています。ぜひそちらもご覧ください!

 

 

 

 

万里の長城とは

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まず。みなさんお馴染みの万里の長城とは、中国の北側に存在する城壁の遺跡を指します。

 

東は河北省 渤海湾の山海関から、西は甘粛省の嘉峪関まで続く
全長6000キロメートルの世界最大の建築物です。

 

衛星写真からでもはっきりと見つけることができるほど長く大きな城壁で、
2300年ものの歴史を持っています。

 

また北方からの異民族の侵入を防ぐために建てられ、
現在はユネスコ世界遺産新・世界七不思議に登録されています。

 

まずはNO.1人気スポット、八達嶺へ

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万里の長城にはいくつもの観光スポットがありますが、
一番メジャーだと言われているのが北京郊外に位置する「八達嶺」

 

整備もしっかりされている上、南北に広がる山々と万里の長城を見渡すのには
最も美しいスポットだと言われています。

 

八達嶺までのアクセス

 

バス
乗車駅:徳勝門駅(地下鉄2号線積水潭駅から歩いて10分)
所要時間:1時間半程度(渋滞状況による)
料金:片道12元
ただし、市政府交通カード(日本のSuicaのようなもの)を利用すれば片道4.8元

 

電車
乗車駅:北京北駅
所要時間:1時間〜1時間半
料金:片道6元

 

バスは渋滞にはまってしまうと、かなりのロスタイムを生むようです。

 

私たちがバスで八達嶺に向かった時は渋滞もなく、1時間半ぴったりで着くことができました!
市政府交通カードはバス以外の公共交通機関でも使うことができるので、作っておくこと間違いなしです。

 

また、カードは北京市内のほとんどの駅で作ることができますが、作れない駅もあるので注意。

 

チケット購入

photo by yoko

 

バスが八達嶺駅に着いたら、チケット売り場まで少々歩きます。
すでに山の中(ちょうど谷の部分)。坂道が続きます。この坂道だけでヘトヘトになってしまったことは秘密。

 

入場料:40元(学生証提示で20元に
行きのロープウェイと帰りのコースターのセット乗車券:100元

 

学割を使ったので合計140元から120元に。

 

それでも、た、高い…。
残念ながらロープウェイとコースターの乗車券は別々で買うことは出来ませんでした。

 

「ということは行きも途中から頂上までロープウェイで登れる?ラクできる!」と、ワクワクしだす私たち。
みなさんの「世界遺産もっと堪能しろよ!」という声が聞こえてきますが、おそらく幻聴ですよね。

 

また、学割が効くのはうれしいですね。
ただしチケット売り場では英語を話せない係員さんも多く手こずる可能性大

 

とにかく執拗に学生証を見せましょう。また観光客同士の列の割り込みも多いので注意!

 

いざ出陣!

photo by yoko

 

チケットを無事購入して、いよいよ万里の長城を登ります。
八達嶺から行ける頂上は二つあるのですが、私たちは北八楼の頂上を目指すことに。

 

雨がパラパラ降っていたので4人で色違いのレインコートを購入。
お金を払う前にレインコートに触れたら、お店のおばちゃんに怒鳴られてしまいました(笑)

 

この後ろの門をくぐると、階段が続いていて横にはお土産屋さんと屋台がずらり。
この先はほとんど屋台がないので、ここで食料調達もアリです。

 

ドレスコード

photo by yoko

 

今回万里の長城を登るにあたって、私たちはドレスコードを設けました(笑)
レインコートからうっすら見えるこのTシャツ。

 

我登上了長长
訳「万里の長城、登ったぜ!」

 

私たちの心は万里の長城を登る前から頂上にでもあったのでしょうか。

 

次第に強くなる雨

photo by yoko

 

伝わりますか?パラパラ降っていた雨が、突然刺さるような雨に。

 

よく山の天気は不安定だと聞きますが、こんなにも変わるのかと驚きました

 

とにかくロープウェイに早く乗りたい!という一心で、
私たちはレインコートに身を託し、登り続けます。

 

雨の中のハプニング

photo by yoko

 

強い雨の中を無心で登り続けていたところで、なんとハプニングが…。

 

なんと私、登り始めて10分もしないうちにロープウェイとコースターのチケットを無くしてしまったのです(笑)
半分コースター目当てで万里の長城に来たはずなのに、乗れなかったら笑えない!

 

中国ってケチそうだから無くしたって言っても乗せてくれないかも…
そんな不安と自分のアホさにうんざりしながら、なんとかなることを信じて登り続けます。

 

(正確には、雨が強すぎて立ち止まる余裕がありませんでした笑)

 

険しい道のり

photo by yoko

 

城壁は山と谷に沿って作られているので、道のアップダウンが激しかったです。

 

また階段も多め。石やレンガで作られていて、一段一段がかなり急でした。
雨の日は滑りやすいので注意。

 

しかし、遠い昔に生きていた人々が命がけで作った遺跡を自分の足で歩いていると考えると
歴史の重みを感じることができ、とても感動しました。

 

こんなにも頑丈な城壁を山の上に一体どうやって建てたのか、、、!
昔の人々の知恵は偉大だと実感。

 

ロープウェイが見つからない

photo by yoko

 

登り始めて早1時間弱。ロープウェイが見つかりません!
「このままだと頂上に着いてしまう」と思って登り続けていると、ありました。(ホッ)

 

しかしそれは、北八楼頂上付近から山麓に向かうロープウェイ。
そう、ただ景色を見るためのロープウェイ。

 

、、、、はい。(笑)

 

このロープウェイが頂上までの足しになるわけではなかったことを理解して、仕切り直して頂上まで一気に登りました。

 

登頂!

photo by yoko

 

登り始めて2時間強で北八楼の頂上まで登りきることができました!
(注:写真は頂上ではありません)

 

ちょうどロープウェイ乗り場あたりから頂上までのラストスパートは本当に地獄で、
60度くらい傾いてるんじゃないの?!と思えるほど急な坂道と階段が突然始まります。

 

そして頂上は、竹下通りを超える人混み
想像を絶します(笑)
人が多すぎてあんまり景色を楽しむ余裕はなかったので、景色の写真は登ってる途中で撮っておくのがオススメです。

 

しかし、自力で登った達成感は言葉には表せないほどのものでした
ロープウェイに逃げようとしていた自分が恥ずかしいです(笑)
そして下山。コースター乗り場へ向かいます。

 

待ちに待ったコースター

photo by yoko

 

はい、お待ちかねです。コースター乗り場に着き、いよいよ締めのコースターです!

 

しかし思い出してしまったのです。チケットを無くしたことを、、、。

 

お金を払い直すことを覚悟した上で、困った顔でチケットを無くしたことをもぎりのおじさんに伝えると、
なんと難なく笑顔でOKサイン。

 

中国人ケチそう!とか勝手な先入観を持ってしまったことを反省し、コースターに乗ります。

 

コースターの感想

photo by yoko


「チープ!!世界遺産だけど!チープ!色はポップ!!!でもめっちゃ楽しい!爽快!」

 

以上です。写真の通り、遊園地にあるようなコースターでした。
でもベルトを装着するので安全です。安心してください。(小声)

 

そして気になる走行時間は、たったの5分
2時間かけて登った道のりを5分で駆け抜ける爽快感は、なんともたまらなかったです。(笑)

 

後から知ったのですが、コースターは万里の長城を登ることもできるそうです。
また「慕田峪」というスポットでは、滑り台で万里の長城を降ることができます!

 

出口に突然クマ園が

photo by yoko

 

コースターを降りると、クマが飼育されていました。
いや、そこはパンダじゃないのね。(笑)

 

5元で餌をやることも出来ます。
友人Aちゃんは、この突然のクマたちにとても喜んでいました。

 

最後に

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みなさん。チケットを無くしても、体力に自信がなかったとしても、
万里の長城は登れます!(笑)

 

今回万里の長城を登ったことで、古代の人々の知恵を体で感じることができたり、
子供の路上トイレやゴミの散乱などを目にして、軽くカルチャーショックを受けたり(笑)
面白くも、実のある時間を過ごすことができました。

 

そして大げさですが、「登りきった達成感」と「目の前に広がる果てしなく続く山と城壁のパノラマ景色」は一生ものです。

 

四季折々で様々な美しい景色を見ることができる万里の長城、ぜひ行ってみてください!
もちろんコースターで降りることもお忘れなく。

 

 

 

 

BackpackFESTA2019とは

 

この記事を読んでくださった皆さんに、
日本最大級の旅イベント”BackpackFESTA2019”をご紹介いたします!

 

 

テーマは「旅人になった日」

 

世界を旅した著名人による心震えるトークライブ。
思わず旅中に口ずさみたくなる音楽ライブ。
世界一周をかけた胸躍るプレゼンコンテスト。
当たったらもう旅に出るしかない豪華抽選会。
参加者もゲストもごちゃまぜの交流会。

 

様々なコンテンツを通じてこの日が旅の始まりの日「旅人になった日」となり、また既に旅人のみなさんにはあの懐かしい「旅人になった日」を思い出して次なる旅への衝動を駆り立てるような、参加者のみなさん全員の今後の人生のターニングポイントとして思い出してもらえるような時間にできればと思っています。

 

今年は全国9都市+タイにて開催が決定しています。
各都市の会場はこちら、BackpackFESTA2019公式サイトをご確認ください!

 

 

 

 

 

 

Y子 / 卒論に追われる毎日

どこでも寝れるし猫舌だし。来世こそは猫になって可愛がられたい。。ガスも電気もないタイ北部の山岳民族パーカニョ族の村でのホームステイを経験したことで、従来の価値観をぶっ壊され、気ままな旅にハマる。体を使うことが好きだが、運動神経は皆無に等しい。カレーを食べれば元気になれる大学4年生。そう、4女です。

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